イスラエル博物館所蔵 『印象派・光の系譜ーモネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン』が良かった!

   先日滑り込みで、イスラエル博物館所蔵の『印象派・光の系譜 -モネ、ルノワールゴッホ、ゴーガン 』於三菱一号館美術館に滑り込みで行ってきました。

 ヨーロッパの有名美術館に飾られているものは、見に行く機会がある人も多いかと思いますが(もちろん、今はハードルが高くなっています。)イスラエル美術館ってなかなか思いつかないですよね。盲点かもしれません。私は、昔使っていた、美術の資料集の絵にイスラエル美術館所蔵と書いていたものがあったのを、うっすらと覚えていました。(ちなみに、それは、クロード・モネの<ジヴェルニーの娘たち、陽光を浴びて>で来日していました!)イスラエル美術館なんて、そうそう行ける訳ない、ならば行かなければ!という思いで向かいました。この展覧会のキャッチコピーも「あなたの知らない、モネが来る。」でした。

 印象派の絵は、世界中に散らばっていて、作品の総数も少なくはないと思いますが、イスラエルの美術館が(やはりお金持ち!)がこんな厚い(そして熱い!)作品コレクションを持っているのは、やはり凄いと思わざるを得ないですね。

 印象派って、美術に少し詳しい人から、その名前から、思想がなく、表面だけと軽視される趣もありますが、実際に本物をみてみると、その筆致や色の実験性、日々の中に芸術を見出す姿勢、または画面美は、重厚で心を打つものがあり、このご時世に心の潤いと癒やしの効果もあると思いました。

 東京の開催期間の最後の方ということで、人も多かったです。印象派は、やはり人気がありますね。

 もし、私の願い事をなにか叶えてあげる言われたら、こういう作品達にインスパイアされて、その一つは、こういった時代を超えて鑑賞され、愛される作品をつくりたいになるでしょう。並んでいる作品達は、個性こそ違えどどれも時を超えて魅力的でした。

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クロード・モネ<ジヴェルニーの娘たち、陽光を浴びて>

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フィンセント・ファン・ゴッホ<麦畑とポピー>f:id:hitomi1990:20220126100034j:plain

シャルル=フランソワ・ドービニー<花咲くリンゴの木>

f:id:hitomi1990:20220126100030j:plainジャン=バティスト・カミーユ・コロー<樹々の間に差す陽光>f:id:hitomi1990:20220126100039j:plain

フィンセント・ファン・ゴッホ<プロヴァンスの収穫期>

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カミーユピサロ<エラニーの日没>