『お金は寝かせて増やしなさい』は多くの投資初心者におすすめな良書
私自身は、インデックス投資をNISA&iDeCo口座(今は、つみたてNISAに移行)を始めて2年目になります。株や投資に関する本を数冊読みましたが、この『お金は寝かせて増やしなさい』という本は、大変わかりやすく、インデックス投資をする上での心構えが余すところなく、書かれているので、大変良書だと思いました。
コロナ禍で、投資への興味が高まり、多くの人が資産形成のためにつみたてNISA(またはNISA)やiDeCoの利用を考えている中で、投資信託を購入する人が増えているため、この本は多くの人の投資信託運用のための参考書になるのではないかと思います。
この中で特に良かったと思う点は次のとおりです。
一つ目は、投資を始める際に一番大切なのは、自身のリスク許容度 をきちんと知ることを何度も強調していること。投資をすると個人の資産の多くを金融商品に変えることになりますが、一時的にどの程度であれば、減っても耐えられるのか、について本書で何度も強調されていて、初心者向けの書としてとても親切です。
二つ目は、個人投資家が損をしないための考え方のコツを実体験をもとに書かれていることです。相場が良いときにこそリスク許容度を見直すと書いており、暴落した時にとどまるための考え方を教えてくれます。
三つ目は、著者である水瀬ケンイチさんの2004年から2016年までの投資の暴落体験記が書かれていることです。この期間は、リーマンショックや、東日本大震災を含みます。これは、大変貴重な資料です。コロナショックさえ投資家として経験をしたことがない私にとって、暴落に直面をするということがどういう心境になるか、そして、そんな時にこそ良い投資信託が買う意味があるということを学びました。本で経験を買うということは、まさにこのことだと思いました。
私が一番伝えたいのは、この本は、つみたてNISAやiDeCoを始めようとしている初心者にとって、かなり有益な本なので、是非ご自身でも読んでいただきたいということです。
一点、投資の神様ウォーレン・バフェットもお墨付きのS&P500という指標について、書かれていない所は少し物足りない感じがしますが、それは、他の本や情報から取捨選択して、という所でしょうか。
ちなみに、私が全く投資を知らない人が、お金を増やす勉強を始める場合、勧めたい本の順番はこの通りです。
①「図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方教えてください!」山崎元、大橋弘祐著
②「お金の大学」リベラルアーツ大学 両@リベ大学長
③「お金は寝かせて増やしなさい」水瀬ケンイチ
投資のために、本を読んで勉強するのは、必須です。私もまでぴちぴちのインデックス投資家2年生のゆえ、引き続き投資の名著を読み込んで、投資賢者の道を歩きたいと思います。
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