ただの派遣社員が『もし高校の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を読んだら

 実家の片付けをしていたら、妹が読んでいたらしく、ちょうどドラッカーに興味があったので、読んでみました。いつもBOOK OFFなどで複数冊置いてあるなー流行った本なのだなーと思っていました。

 読んでみて、結論、面白ろかったです。

 それは、過去の自分の体験と本の内容がなんとなく結びついたからです。

 この本は、経営で成果を出すための手法を書いている、ドラッカーの『マネジメント』という本を参考に女子高生が野球部を”マネジメント”する話で、(日本の部活マネージャーは、必ずしも企業や事業のマネジメントをすると同義ではない。)それによってどう野球部が変化していくかを物語として描いています。以前、働いていたそれほど大きくない会社で、外部から社長がやってきたのですが、その社長が就任して早々社員全員と面談を始めました。

 社内の問題を洗い出すという目的だったと思いますが、なんだかテクニカル的な部分を感じました。この本でも、まさに、社員全員を顧客と考え、マーケティングをするという意味で、野球部員全員と面接をするということをしていました。外部から社長に就任するような人は、アメリカのMBAを取得している様な人だと思うので、こういうことだったのだと思いました。

 その社長は、比較的すぐ辞めてしまったので、あまり効果がなかったというのが、おちなのですが。テクニックだけで上手くいくとは限らないという例かもしれません。